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鮎釣りの装備 [釣り(鮎の友釣り)]

「鮎釣りの装備」で、検索があったので、鮎釣りで使っている、基本的な装備の紹介と説明。
とりあえず、これだけあれば、一日の鮎の友釣りは出来ると言う装備です。

(興味が無い人は、今回の記事はごめんなさい。)

釣り自体に必要なもの、必携な物はちょっと割愛。
例えば、偏光グラスとか、帽子とか・・・。

では、鮎の友釣りをしている人の格好で、一番気になるものから・・・。
それはこちらでしょう・・・。







鮎タイツと鮎タビ。



鮎タビは靴底がフェルトの物で、コケの生えた川の石を歩いても「滑りにくく」なっています。
沢登りや、ストッキングウェーダーに履くウェーディングシューズを持っていれば、とりあえずは代用可能。
もちろん、逆もまた・・・可。
ただ、最近の鮎タビには「フェルトスパイク底」と言う製品もあって、より滑りにくくなっています。

で、やっぱり外観上一番気になるウェットタイツ。
これはダイビング等で使うものと殆ど同じ、ネオプレーンと言う発砲ゴム素材のもの。
違いとしては、表面にジャージが張ってあったり、屈んだりと言う動きに対して動きやすい様に工夫がしてあります。

「何であんなぴちぴちなのを履くの・・・?」
体にフィットしている理由としては、川の流れの中での抵抗を減らす目的があります。
ダイビングスーツ(ウェットスーツ)と同じ、ネオプレーンと言う発砲ゴム素材を使っている理由は、水に浸かっている時間が長くなる事に対しての冷え対策。
これが無かった時代の友釣りをしていた方々は直接川に入っていて関節を冷やし、歳を取ってから膝が痛くなったりと言う症状が出やすかったとか・・・。
私は主に、ダイワのドライタイツを使用しています。

で、始めたいけど、このタイツの下はどうなっているのかが一番気になるのではないでしょうか。

「直ばき?」
と質問された事もありますが・・・。
一番左のアンダータイツを履きます。その下には同素材のパンツも。
綿はやめた方が・・・。化繊の物がメーカーから出ています。

「フライ等で使う、ウェーダーの使用は?」
これもよく聞かれます。使えなくはありません。が、常に流れの中にある事の多い友釣りでは、流水抵抗が大きく、体が揺さぶられます。その揺れで竿先がぶれて釣りがめちゃくちゃし辛くなります。
また、揺さぶられると言う事は、それだけ踏ん張らなければならず、疲労が激しくなります。
更に、渓流釣りとは違い、広い瀬などに長く立ち込む事もある為、万が一転倒事した時にはウェーダーは大変危険なのです。
ウェーダーの足の方に空気が溜まり、逆さまになると言うのは聞いた事があるでしょうし、ウエットタイツだとダイビングと同じものなので、万が一流されても泳ぐ事も可能でしょう。
あと、水に入って屈んでの作業がありますので、多少だぶつく普通のウェーダーは生地が邪魔に感じます。
長く変わらないスタイルと言うのは、それなりに理由があります。



上半身は・・・。



普段普通に着ているものを着る事が多くなりましたが、やはり化繊ですね。
一応濡れたりしますから。
あと、長袖。

暑いんじゃないのって思いますが、日陰の殆ど無い中流域の川原では半袖だととんでもない焼け方をしてしまいます。
暑ければ袖を濡らします。
乾きの早い化繊と気化熱によって、涼しく感じます。





アンダーシャツも化繊です。
私の場合、真ん中のアウトドアメーカー・モンベルのアンダーを着る事が多いです。乾きが早いし、軽いです。
(元々夏場の登山で使うので持っていたものの、ただの流用・・・。)
夏場は殆どこのアンダーだけで釣りをしています。なので、これも長袖なのです。

前回の桂川では手の甲が無茶苦茶日焼け。もう皮がむけました・・・。
右に小さく載せてある「手甲」が、この時は欲しかったです・・・。



これが大体身に付けるもの。



次は必携装備(道具)です。



一番上がベルト。
これに友船やタモを付けます。時にはドリンクホルダーも。
友船が流れにある時、結構な抵抗がありますので、丈夫で背面サポートがあるこのベルトが良いと思います。
これを忘れると・・・、どうしようもなくあっけに取られます・・・(^^;
一度だけ普通のベルトを代用しましたが、痛いし不便でしたね・・・。

これに付けるのが友船。
友釣りは循環の釣り。釣れた鮎を次のオトリにして・・・なので、活かしておく必要性は・・・?って思いません?
でも、次に掛かった鮎は頭に針掛り。オトリにならない場合は使っていた鮎? でも、バテちゃってます。
こう言う時に替えが必要になるので、常に活かしておく必要があり、こういった船があるのです。

「船じゃなくっちゃいけないの?」
川の中で釣りをしていて、釣れたら川原へ戻って・・・。って、疲れちゃうし合理的ではないので、常に身のそばに置く為です・・・。
浅い所では川原に繋いでおいて釣りをする事もありますが・・・。

で、タモ。
私のは直径36cm。でも、チラシで釣る事があるので本当は39cmが欲しいです。
最近のラインナップでも39cmが主流。大きい方がキャッチミスや、トラブルも減るはずです。買い替えの時には39cmにする予定です・・・。
素ダモと袋ダモがありますが、使い勝手は素ダモです。袋が無い方。
袋ダモは意外と汎用性が無いので、一個だけ持つなら素ダモの方がいいです。
まぁ、慣れですが・・・(^^;



以上が鮎釣り必携の道具。
結構点数がありますが、殆どが5年以上使ってますね。ドライタイツが7年以上なので・・・、ゴムが硬くなってしなやかさが無くなっている為、履き辛く、脱ぎ辛く、キツイ・・・。

本当は今季買い換えたかったのですが・・・(^^;



最後のは、友カン。



あまり出番がありませんが、午前中にそこそこ釣れた時、元気な鮎を5尾ほど選抜して友船に残しておいて、午後のオトリに。
(オトリを取り出し易くする為です。)
あとは友カンに移してしておいて、とりあえずキープして、活かしておく事が出来ます。「余裕があれば」、あって便利なものです。
(一日50尾釣る人には必携。大きな友船でも鮎を入れておくのが大変になりますから・・・。)
また、囮屋さんから川まで遠い時にはこれに入れて運びますので、そう言う時には必携です。
行き帰りはタビやウェーダー等の濡れ物を入れて移動する事が多いです。
クーラーの機能は無いので、別途クーラーも必要・・・。



仕掛けなのですが・・・。
私が最近使っている仕掛けは・・・、以前は殆ど自作でしたが、最近は既製品を使う事が多くなりました。
始めたばかりの人にも安心して使えるものが多くなりましたね。以前は解けたり切れたり・・・が多かったのですが。



主にここにあるものですが、他のメーカーのも使います。
上の列の左、、完全仕掛け一つと、張り替え用があればいいですね。鼻環周りだけのも在った方がいいです。意外とここがトラブル事が多いですから。
糸が細いので、現場で付け直すのにはちょっと慣れが必要ですが・・・。
針は、写真では3本イカリのものですが、私は4本イカリ。早がけタイプを使っています。
釣り方か相性か、どうもキツネタイプと言う針は私には合わないのです・・・。顔とか腹掛りが何故か多くなって・・・。

仕掛けや針を入れるのは、右下にある入れ物がお勧めです。片方が仕掛け巻。片方がいかりケースになっていて、一日釣りをするなら十分です。



これを



ベストに入れて持ち歩きます。



以上が鮎釣りで使う装備、一覧でした。



竿に関してはメーカーなどの好みが大きいので、余り大きくは言いませんが、個人的にはダイワ。
次いでがまかつやSHIMOTSUKE(下野オリジナル)。
SHIMOTSUKEのはまだ実際には使った事が無いのですが、持った感じ、振った感じではいい感触でした。
長さは9mが標準でしょう。



私は、友釣りも(フライも)、教わった事が無い状態ではじめましたが、釣るのが上手くて教え方も上手く教えてくれる人が居た方がいいのは全てに共通しています。
それでも、一人ででもはじめようと思っている方が居るのならばと、用具の説明として記事にしました・・・。



さて、梅雨が明けて、照り込んだ頃にはきっと、天然遡上の鮎も本格的な追いを見せてくれるはずです・・・!


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コメント 12

南雲しのぶ

最近の釣り道具って凄く洗練されていますよね。
私のオヤジも釣りをするのですが、ちょっと「年齢を考えてくれ」と言いたくなるようなウェアだったりします。
やはり「釣りバカ日誌」が影響しているんですかね。
釣りを知らないのでこの程度のコメントでスミマセン。
by 南雲しのぶ (2007-07-12 06:49) 

みつなり

すごい!最近の釣り用品ってこんなにカッコイイんだ!
by みつなり (2007-07-12 08:10) 

せつこ

釣りも「竿一本とクーラーボックスあればよい」という訳にはいかないのですね、履き物 着る物 その他色々と必要なんですね。
そう言えば、水の反射が無いサングラスも有る、と聞いたことが有ります。アユタイツ格好、素敵です。
by せつこ (2007-07-12 12:58) 

ぱむ

趣味があるのはいいですね。(^^)
釣りは…私はよくわかりませんが、だんながやります。たまについていきます。ワカサギ釣りをした時は入れ食い状態だったので楽しかったですね〜。
by ぱむ (2007-07-12 16:33) 

海も、川も、池も釣りをやったけど、鮎釣りはやってない、
でも一度だけ清流でハヤ釣ってたら、鮎がかかった記憶がある
余程ゲテモノ食いの鮎だったのだろう?
by (2007-07-12 19:04) 

おがわよ

有明海に注ぎこむ河川には、アユはいないようです・・・
だから私はアユは釣った事ないです
玄界灘の方の河川にはいるみたいですが、チョッと遠いので

やはり竿はカーボンなんでしょうか?
小さい頃は高くて買えなかったです、、、今もまだ高価なんでしょうか
雷には気を付けて下さいね。
by おがわよ (2007-07-12 23:02) 

HOKUTEN

南雲さん、こんにちは。
デザインがぐっと変わったのは、もう十年くらいは前になりますね。ダイワがカンサイシリーズを出したりと、一気に斬新になりましたね。
釣りバカ日誌は・・・、余り関係ないかと・・・。
今、渋いウェアーが無いだけなんでしょう・・・。
by HOKUTEN (2007-07-13 16:52) 

HOKUTEN

みつなりさん、こんにちは。
斬新になりましたね。
まぁ、装備を使う釣りだけですけどね・・・。
by HOKUTEN (2007-07-13 17:02) 

HOKUTEN

せつこさん、こんにちは。
鮎の友釣りは使う道具が多いですね。竿一本と言う釣りもありますけど・・・。
水の乱反射を防ぐサングラスは「偏光グラス」といいます。一方方向からの光しか通さないので、ギラギラが無くなり、水中が見やすくなります。
釣りには必携ですので、今回は割愛いたしました・・・。
タイツ、なれないとちょっと恥ずかしかったのですが・・・。
by HOKUTEN (2007-07-13 17:07) 

HOKUTEN

ぱむさん、こんにちは。
釣れると楽しいですよね。
やっぱり外で遊ぶのはいいもんです(^^
by HOKUTEN (2007-07-13 17:10) 

HOKUTEN

芋太郎さん、こんにちは。
鮎釣りはちょっと敷居が高いですからね・・・。難しいと言う気がして・・・。
鮎も遡上してコケを食むまではエサを食べますからね・・・。まだ、食べていたのかも知れませんよ。
by HOKUTEN (2007-07-13 17:13) 

HOKUTEN

おがわよさん、こんにちは。
そうなんですか? ちょっと調べてみよう・・・。

鮎竿はやはりカーボンです。長いのでグラスでは重過ぎます・・・。
カーボン竿は高価ですが、どうでしょう。値段はさほど変わっていないような・・・。
そういう意味では手に入れ易くなっているかもしれません。(貨幣価値の変動で。昔の一万円て、すんごく高かったような気がするのですが・・・。)
雷、気をつけます。年間、結構落雷で負傷されている方が居るので・・・。
鮎竿は大体9m。避雷針抱えて歩いているようなものですからね・・。
by HOKUTEN (2007-07-13 17:19) 

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