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道具雑感②テレマークの細板『革靴』 [テレマークスキーの道具]

私が始めた10年ほど前、丁度スカルパと言うメーカーからようやくテレマーク用のプラブーツが発売された。テレマークの姿勢をすると後ろ足のつま先が曲がるのだが、これが当時までプラスチックでは出来なかったから、その時代までは革靴だけで滑っていたのだ。
その後、滑降性能の上がった板と共にプラブーツも進化し、アルペンのように安定して滑れる、当然あるべき道具として、その地位を築いていった。
一方で革靴はプラブーツの台頭で製造終了が相次ぎ、今や滑降に適した革靴の新製品は無い状況。
全てを否定はしない。しかし「それでいいじゃん」とも行かない。実は革靴にしか出せない自然な曲がりや足の馴染みとかがある。いわゆる「道具としての味」だ。プラでは今もって不可能な部分。
「たかが趣味なのに?」
そう、趣味だからこそ。フライフィッシングでも今もってバンブーロッドが消えないように、最先端でも出せないものがあるのだが・・・。(フィルムカメラも残るだろう)
最近、エクスプレッソを衝動買い。もちろん革靴だ。

私は細革の急先鋒では無い。前記事を見ていただければ判るが、一応プラ&ワイドな道具も持って居るし使っている。滑降の安定度の恩恵も受けて居る。
やっぱりそれでも「革靴」は、もう一つの面白さを持って居る。軽量、軽快、そして何処までもアルペン寄りになった今には無い、テレの真骨頂(と思って居る)「アルペンとクロカンのド真ん中」だ。
両方の長所と短所の間。何処までもあって欲しい、しなやかなテレのド真ん中。


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MOROTO/DOLOMITI インプレ [テレマークスキーの道具]

06-05-04 野反湖にて「DOLOMITI/STEP」を使ってみた感想。
写真はこちら、ソネットフォトのアルバム、 「http://pht.so-net.ne.jp/photo/hokuten/albums/8760」で。
他の写真も [IMAGE LIST] [ALBAM LIST] からクリックでどうぞ。

さて、ステップなのでまず登り。これは△かなぁ・・・。
ポジティブステップにしては思ったよりもスリップする。比較として、「GTSクラウン」ではスリップしない所でも、いきなり「カーン」と滑る。
「クラウン」はスリップしてもズズッと粘るが、ダブルキャンバー気味の為か一度浮くと後ろに下がる。筆者、体重軽いから・・・。

癖に慣れた後半はまぁ良かったが、「クラウン」慣れしていた始めは大汗掻きました。
それでも慣れたと言いつつ時々「カーン」と・・・。「GTSクラウン」は良く登ると評判だったからね。比べる相手が・・・なのかな。

一方、滑りは優秀でした。非常にバランスの取れた乗りやすい板。破綻の少ないマイルドな乗り味ながら、ポジションも掴みやすい安定した板です。(どの位置に乗ったらいいかを板が教えてくれるような感じ。)
これも「GTSクラウン」と比べてしまうと、「GTSクラウン」はどこまでもマイルドで、どこに乗っても破綻しづらく非常に安定する板。逆に鈍重かなと思う時もある程、どこまでも安定志向。
「DOLOMITI」は、この鈍重(失礼)っぽい感覚が無い、抜けの良い板と言う感じ。そして、とてもTOP71mmとは思えない安定性もある。
すべり心地として、今持っている板の「TRSマウンテン」と「GTSクラウン」の中間的滑り心地かな。

加えて・・・「GTSクラウン」は、登りが強いが滑降ではやはり引っ掛かりが目立つ。「DOLOMITI」はポジティブカットなのだが、登りはそれ程ではない分、引っ掛かりが少なく、ステップを余り感じさせない。
両刃の剣的ステップカットだが、この辺も用具選択の広さか・・・。

「DOLOMITI」の結論として、非常に癖の無い良い板と言えそうだ。おススメ!!(って売って無いって!・・・)


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野反湖テレマークスキー行脚 [05-06 スキーシーズン]

何故こんなタイトルかと言うと・・・、雪が切れていて、長く歩けなかったから・・・。
その代わり?たっぷりと野反湖の癒しパワーを頂いて来ました。
とりあえず、写真はこちらのスライドショーで。(2004年の写真から始まります)
群馬・野反湖のスライドショー
その他の写真も、左にあるサイドバーから「So-netPhoto」へ入れます。(少々重いけど・・・)

ここに通じる国道が開通直後だったら残雪が繋がっていたみたいです。一週間で、しかも間に雨があったので雪解けが進んだとの事。雨は融雪を促進します。しかし、一昨年に比べて残雪は多いですね。
一昨年訪れた時は、この時期で完全解氷。スキーとフライの道具を持って行き、初日は滑って、二日は釣りをしました。でも今年はまだ釣りは無理。
で、雪の繋がっている湖畔を半周ほど周遊して、適当に良さそうな斜面を捜して登り、滑りました。
ここ野反湖は、あくせくする場所ではありません。適当に、適当に・・・。
1時間ほどウトウトと昼食を摂ったりが良いです。対岸では特に、熊に気を付けながら・・・。
とっても癒される、一番のお気に入りの場所。いつまでも美しく・・・。


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新・購入板 モロト・DOROMITI/step [テレマークスキーの道具]


前回ちょっと書いた、購入したステップ細板の詳細。
ディメンション、実測 71-60-65。190cm。
TITANAL/FIBER のハイブリッド ウッドコアサンドイッチ。いわゆるメタル入り。
Rottefellaの3ピンを付けた重量が、1/2 1670g。
早々に実戦投入。(野反湖ツアーで、デビュー!)
次のツアーレポに使用感もアップします。


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道具雑感①テレマークの『細板』革靴 [テレマークスキーの道具]


上の板が現在使っている、いわゆる「細板」で、ディメンション・76-62-69mm。180cm。
「GTS・スーパー」と言う板である。
これでも、私がテレを始めた10年ほど前は「細板」ではなくて「レギュラー」でした。
当時、テレのレース規格がTOP73mmだったので、それより細いものがいわゆる「細板」でした。
TOP80mm代でワイドスキーと呼ばれていた時代です。今や区分けがTOP幅では無く、センターの幅で区分けがされて居るようです。ファット板なんて言うのは当時は無かったですね。
今やセンター幅が100mmを越えている時代。板の一番太い所のTOPが76mmなんて、当たり前にファット板から始めた人にはとてもか細く見える事だろう・・・。
実は、私が一番気に入っている板は、ディメンション・66-55-60mm。200cm。

「ROSSIGNOL/TRS mountain」+「ロッテフェラー3ピン黄色(貴重)」
最近のファット板の半分。これなんかは見慣れないと「クロカン」ですよね。
でも、TOP66mmですが、滑りも安定した、とてもいい板です。おススメ!(・・・って、もう売ってない(爆))


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鮎の友釣り [釣り(鮎の友釣り)]

いよいよ、鮎釣り解禁が1ヵ月後と迫って来ました。遡上は?育成は?と、気になるところです。
さて、開設の時に書いた通り、機会が来たのでちょっと鮎釣り自己紹介。
始めたのが1988年。8月の天竜川・伊那地区でした。道具もまともでなくって、竿も安い鮎竿でしたが、25cmのが、3時間で3~4本は釣れたと思います。始めたばかりの私にとっては未知の釣りで釣れたのですから、その後嵌るのは自然だったでしょう。
翌年から道具もそろえた。
その後、自らの技量も省みず、’93ダイワ・鮎マスターズ出場。もちろん予選敗退。成績は・・・言うまい・・・。
思えば長くなったもんだ。釣り歴だけは。

「鮎・友釣り紹介」
河口で生まれ、海で育った鮎は、春先に川を遡上する。初夏に入り、川に珪藻が生え始めると、一番良い場所を確保するために縄張りを形成する。縄張りを形成した鮎は、その「お気に入り」の場所に入ってきた他の鮎を追い出す為に体当たりを食らわす。
この習性を利用したのが「鮎の友釣り」だ。
釣りの中で、純粋に魚の食欲を利用しない、唯一の特殊な釣り。それがこの釣りの、最も特徴的なものだろうか。


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浅草岳テレマークスキーツアー [05-06 スキーシーズン]

4月30日日曜日に、中越にある浅草岳と言う山へテレマークスキーにて登山して来た。
今回はその概略。
除雪の終点近く、「ムジナ沢」から入って、右岸側の尾根に取り付くルートを取ってみたが、所々雪が切れている。尾根上の雪も切れていたため、やむなく「ムジナ沢」を詰める事にした。
しかし、気温が高い。熱バテ気味で上がる。
所々雪渓を渡り、場所によりブロックに気を付けながら約3時間ほどで滝の下に着き、空腹のため早めの昼食。
滝を高巻いた後、ここから本道の尾根に上がる。ここは大斜面が広がっていた。
濡れたシールで重くなって来た足を懸命に前に出して、ようやく前岳。稜線に出て、風が丁度いい。
雪庇を慎重に通過して(振り返って見たら、クラックが入っていてけっこうショッパイ場所だった)、頂上直下に到着。再びエネルギーチャージ・大休止。取り付きで少々ルートに手間取ったためか、出発から4時間。ここから山頂は5分と掛からない。
ここでようやく人に会った。静かな登りだった。
休んでいると・・・?ゴーガラガラ・・ズドドド・・ン・・・どこか近くでかなり大きな雪崩が在ったようだ。今日は気温が高い。昼までになんとか沢を抜けて良かった。(小規模のは結構頻繁・・・)
出発。程なく頂上に上がり、北の尾根に下る。驚いたのは本当にだだっ広い斜面。・・・と言うより雪原か。
尾根を進み、尾根末端から西に進路を変えるのだが、ここが思った以上に斜度が無い。末端までの半分以上は平行移動。今回、細板革靴で正解であったが、もう1ランク下の靴だったらもう少し楽だったか・・。プラ&ワイドだったら・・歩きが大変だろう。
尾根末端から雪のつながっている沢を下り、ルートファインデングが難しい樹間滑降。沢沿いの林道に出て、再びクロカンセクションで出発点まで戻った。
下りが約2時間。滑降が出来た距離が短かったため、時間が掛かった。
しかしこの下りでも人に会わず、小鳥のさえずりを聞きながら熊に注意した、とても静かでのどかなツアーであった。
さて、写真を含めて、改めてアップします。(デジカメを以前のツアーで紛失。多分雪に埋まっています。今回は「写るんです」。早くデジカメ買おう・・)
今回使用板「フィッシャー・GTS/Super 180」

浅草岳


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