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’08‐06/07 今期納板テレマークスキーツアー 富士登山 [07-08 スキーシーズン]

いよいよ今期〆のツアー。
一応、スキー&スノボは自粛要請のある山なので、富士登山としておきます。

東京圏での待ち合わせは私を含む6名。エスティマで乗り合わせて5時に永福IC。
中央道利用で河口湖ICまで行き、須走口に向かいます。

須走口には2名、現地待ち合わせ。
総勢8名で、今期最終ツアー、富士登山へ。

さて、土曜日の予報は晴れ時々曇り。しかし・・・、駐車場は濃霧。晴れる気配が薄いが、上空の雲は薄そう・・・。

モチベーションが下がり気味・・・。ゆっくり準備をして、7時45分。登山を開始します。



準備中の駐車場で韓国の軍人さんが「途中まででも同行いいですか?」と・・・。
まだ富士・須走口は二回目で濃霧は不安だと言うことで・・・。
霧が晴れた6合目付近で別れて居なくなっちゃいましたけど・・・。



2008-06-07-W42CA-03-500.jpg

板納め滑降に集まったテレマーカー&ボーダー8人。
濃霧・・・。後にこれが雲の中だと判るが、足取りは重い・・・。


駐車場で標高2000m。
やや、息切れ。



ブル道を標高500mほど上がって、雲が切れ始める。

9:30。雪が繋がっているのを確認。

2008-06-07-W42CA-04-500.jpg

ここからシール登高。

富士吉田口登山口側からだと終始板を担ぐので、富士山でシールというのはなんだか新鮮。

担いでいた板を降ろし、板を装着したのでで荷は軽くなった。
が・・・、足元は重くなった・・・。

特に道は無い。広い雪渓を思い思いのルートで、七合目の小屋に向けてブルが道を切り開いている2900m付近までシール。

今回はSuperStinxにタルガ・アッセント、T3。
今シーズンにT3とSSの組み合わせで滑るとは思わなかった。残りは革靴かと思ったので。
しかし、細板の方が今は貴重なので、富士の砂礫にはもったいないから今の板。今のSSは残雪期板として、メインは新たに買うつもり。パウダーにはやっぱり短すぎました・・・。
あと、R6に載せ換え様かと思ったのだけど、付けて重かったので担ぐ富士には重くて却下・・・。
結果的にシール登高が出来たから、軽くて歩きやすかったからこれでOK。
ただ、ツアーモード切り替え稼動部に砂礫が入ってジャリジャリ・・・。
帰ったら外して洗います。(インサートビスのいい所は外してメンテが出来る)



さて、ブル道が結構な段差になっているので、私は左の積雪が薄いところに向かう。
狙い通り、段差は差ほどではなかったが、ここからは一人旅になってしまった・・・。

ここで一旦板を脱ぐので、アイゼンに切り替え。

雪渓は上部で繋がっているのは確認していたから、合流する予定であった・・・。







雲海の上で、ハイクアップ。
きっと、飛行機から見たら頭を見事に雲の上に出しているんでしょうね。



しかし、登りが単調。
平地歩きのペースで呼吸をしていると足が前に出なくなる。
歩きのリズムに合わせてやや呼吸を意図的に早くして、足を止めないように登るとかなり楽になった。
空気が薄くなり始めているようだ。



2008-06-07-W42CA-06-500.jpg

ただただ、単調な登りが続く・・・。





雪渓を分けた向こうでも、必死の単調な登高が続く・・・。

2008-06-07-W42CA-05-500.jpg

しかし、これがいけなかったか。

そこそこのペースだったかと思うが、13時、3150m~3200m付近、右の雪渓にトラバースすると本七号へ行けるので、多分そのくらいで敗退決定。
左を歩いたから目安がそんなもんくらいしかなくって・・・。

足は動いていたけれど、風も強くなり、13時を回って登り続けるのがどうも・・・。
雪が氷化してもつまらないどころか危険だし、私は一度突風を食らって吹っ飛ばされたことがあるから、風も気になる・・・。

何より、単調な登りに飽きまして・・・[あせあせ(飛び散る汗)]

富士山登頂にはこの一本調子の単調さに耐えなくては辿り着けません・・・。


それに、一度登頂とお鉢巡りもしているので、二度目のモチベーションが・・・。
そこまでの粘りをどう維持して行くか・・・。
一緒に登る仲間が近くに居たら、また違った行動だったかもしれません・・・。



さて、一人で降りるのもつまらないので、連絡を取り、仲間の下山を待ちました。
こっちの登山道は鳥の声とかがよく聞こえるんですね。それに、この3000m付近で一羽、見かけました。



2008-06-07-W42CA-07-500.jpg

それにしても今日は、雲海が。
雲が上がって来るでもなく、雲が晴れるでもなく、6合目付近でずっと発生しては流れて行きます。





15時半、せんしょうさん、Skizerさん、なべさん、ハルさん(登頂組み)と、合流。





登頂組みでSkizerさんのみ高山病にならず・・・。しかも、GUIDEのステップのみで上がってしまいました・・・。おそるべし・・・ステップ・・・いや、Skizerさん。
メーカーもそこまで予想はしていないでしょう・・・。



自身の滑降は、これまでの不調を払拭すべく気分よく滑降。
やや気温が下がり、風もあって3000m以下は程よく締まって滑りやすくなっていました。
ただし、お鉢からしばらくはカリカリになり掛けで時間目いっぱいだったとの事。
富士の一枚バーンはそれが怖いので、気をつけましょう・・・。





2008-06-07-W42CA-09-500.jpg

全員怪我も無く下山。しかし・・・、やまちゃん、せんしょうさん、高山病がひどそうでしたけど、大丈夫ですか?



帰りは御殿場で温泉、夕食。
ETC早朝夜間割で帰宅。

滑りは楽しめたし、滑降もスランプ脱出の感じがして、良い板収めになりました。
お疲れ様でした。



ジャリジャリ砂礫が細かいので・・・。洗って、仕舞わないと・・・。


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コメント 10

okko

気分爽快!
高山病は、若い人が罹る率、多いらしいですね。
by okko (2008-06-10 14:27) 

ぱむ

すご〜。雲が下にありますね〜。
危険と隣り合わせで、かえがたいモノがなにかあるのですね。
今シーズン、おつかれさまでしたー。
by ぱむ (2008-06-10 15:37) 

as

うーん、堪能させていただきました!!〆は富士山と言うのが、実に日本人らしくてグーですね♪

高山病、あれはかなり辛いですよね・・・。私も一度スイスのユングフラウヨッホでやりました。目の前グルグル、気分最悪。二度と御免の思い出です(涙)
by as (2008-06-10 21:53) 

テレマーカー

okkoさん、こんばんは。
体質がかなり影響してきますね。全く平気な人と、高所順応をしているにもかかわらずなる人と・・・。
登山では寝不足が一番の要因で、次が水分摂取が鍵のようです・・・。
私は数年前の登頂の時にほんのちょっと頭が痛くなっただけで、平気でした。
ほんと、辛そうでしたね・・・。
by テレマーカー (2008-06-10 22:30) 

テレマーカー

ぱむさん、こんばんは。
これはねぇ、やってみないと判らないかも・・・。
雲の上は爽快でしたよ。ただ・・・、降りはその中に突入して行くので、そんなには・・・。
でも、丁度降りる頃には雲海は消えていました。
必ず帰らなくてはならない。
私には二人(二頭)、待っている仔がいるからね(^^
by テレマーカー (2008-06-10 22:34) 

テレマーカー

asさん、こんばんは。
富士山に登ったのは何年振りでしょうか。ほんと、久しぶりに行きました。
日本人らしいと言うか、近くて雪がある場所にと言う意味で・・・。
高山病は軽い頭痛しか経験が無いのです・・・。今回のメンバーでは戻しちゃった人も居るので、相当辛いんですね・・・。ひどい二日酔いみたいと言う人も居ましたが、ひどい二日酔いも経験が無いので・・・。(そこまで飲んだ事もないし、飲もうとも思わないので・・・。)
ただ、お鉢で走ったら目の前が真っ暗になったことがありますので、高地では無理は禁物ですね・・・。(走るのもアホですが・・・(^^;))
by テレマーカー (2008-06-10 22:42) 

moonrabbit

楽しそうですね。
でも板が痛みそう・・・(^^;
by moonrabbit (2008-06-12 10:38) 

テレマーカー

moonrabbitsaさん、こんばんは。
サブ板とか、乗り古した板でないともったいないですね。板は傷みます。砂礫がすごいので・・・。
御嶽山も似たような雰囲気なのですが、規模が違いますね。やはり日本一の山ですは・・・。
楽しいのですが、状況判断はかなり慎重に・・・ですね。
独立峰ゆえ、風も巻くし、天候も常に気になります。
by テレマーカー (2008-06-12 22:12) 

せんしょう

HOKUTENさんお疲れさんでした。
寝不足もあったし体質もなりやすいかもです。
妹もかなりひどい高山病になったらしいので

でも、あの斜面を気持ちよく滑りたかった・・・。
by せんしょう (2008-06-12 22:57) 

テレマーカー

せんしょうさん、こんばんは。
寝不足が一番来ますよ。今度は富士宮口2300mでしっかりと仮眠を摂って挑みましょう。
あの斜面で気分最悪はもったいなかったですね・・・。
山頂を踏んだ後は、登頂を目指さないで滑るのも手ですよ。
by テレマーカー (2008-06-13 00:36) 

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