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鮎の干し物(自作) [食べ物・料理]

先日の日曜日、釣りをしながら作った(干していただけ)鮎の石干が美味しかったので、翌日の13日(月曜日)に、東京で試してみました。
川原の様に焼けた石がある訳ではないので、一番いいところ・・・。
私が借りている駐車場は、立体の二階。夏は車の鉄板が焼けるように熱く・・・。
ここはハエも飛んで来ないので、条件としては良いはず・・・。
車のボンネット干しも面白いのですが・・・、さすがにそのまま車に乗せる訳には行かないので、ちょっとした鉄板を用意しました。
(なので、正確には石干ではなくて、これではただの干物ですね・・・。)

今日も晴れ。程ほどに風も在って干し物日和(?)です。
(実はこのエントリー記事は途中まで干している横で書いてます。)

まず、下ごしらえとして、腹開き、もしくは背開きにします。





この過程で鮎のワタ、「ウルカ」が出てきますが、焼いていない物はちょっと判らないので、今回は捨てちゃいます。(知っている人はもったいないと言う事でしょう。塩焼きだと私も食べるので、ちょっともったいない・・・。)

開く方は好みで。
でも背開きは頭の骨が硬いので、慣れないとちょっと・・・。

ここでそのままでも食べやすい様に背骨を抜いたりしています。が、4尾やったところで面倒になったので、後は開いたままです・・・。後でちょっとあぶって食べる用と言う事で・・・(^^;

で、後は干すだけ・・・。

薄い塩水を付けた方がいいのかなと思いましたけど、そのままでも美味しかったので、今回もそのまま。
そのかわり、殆ど保存が利きませんので、作成当日のみの消費で。(干している最中の腐敗防止と言う意味では、ちょっと付けた方がいいのかも知れませんね・・・。)

川原では、石がとても熱くなっている事と、風が適度と言う事で、2~3時間で出来上がるそうです。
今回は駐車場、三時間コースです・・・。(短いかな・・・。)

干し前・・・




さて、その間は使用した水濡れ品の乾燥も。
前日使用した鮎タイツはウェットタイプなので、乾燥はらくらく。一番乾き難いのは鮎タビです。
フェルトが分厚いので乾燥しにくく、足首が深いので、中が乾きにくいのです。
友船(引き船)も乾きやすいです。

においを防ぐと言う意味もありますが、初期は特に「冷水病」蔓延防止のためにも実施したいところです。(と言っても、放流でもう広がった後だとも言われてはいますが・・・、衛生的に道具を保つと言う意味でも、自分の為でもありますし、やって無駄は無いですからね。)



後は車の横っちょの日陰でうだうだと、前日の釣り記事を打ったり、この記事を作ったり・・・。
水分を補給しながら、屋外制作活動です・・・。



さて、三時間後・・・。



いい感じ・・・。



干し後は・・・



すっかり乾燥。
鮎干物の出来上がりです。





干し物のいいにおいがしています。



川原でやった時よりも、ちょっと水分の飛びが足りない気もしますが、それは石の遠赤の威力でしょうか。(石畳や川原の広いところでは気温が50℃位になる事もあるそうですし・・・。)

食べる時にあぶることにします。



さて、夕食の時に試食。

ちょっと焼いて香ばしくしたのですが、味が薄すぎると言う意見が・・・。

でも、鮎らしい味が濃くなっていて美味しいと言う事で、完食。

やっぱりちょっとは塩水に浸けた方がいいようですね。
次回はそうします。



今度もまた、余裕があったら川原で試してみようと思ってます。

思ったのは、やはり水分を飛ばす適度な風と、石の遠赤の効果でしょうね。
余り湿度が高いと、東京では干しあがる前に腐ってしまうそうなので、今回は風の具合と湿度がまだましだったのでよかったのでしょう・・・。
新鮮な鮎が手に入る方は是非試してみてください。
美味しいですよ。



追加:鮎の塩焼きをほぐしてそうめんに入れても美味しいらしいので、次回、お昼なんかに試してみようかな・・・。


タグ: 石干し 干物
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コメント 14

がぁこ

いやーりっぱな日干しが出来ましたねー♪(。・ρ・)ジュル
ハエとかいないなら網の中とかで干す必要がなくってよいですね♪
鮎が開いた姿。。。初めて見ました。(笑)
by がぁこ (2007-08-15 14:17) 

HOKUTEN

がぁこさん、こんにちは。
美味そうでしょー。
網をかけちゃうと、直射日光でなくてちょっとだけ日陰になっちゃうんですよね。それがちょっと引っ掛かるので・・・。
鮎が開いた姿・・・、珍しかったかな・・・?
魚は開いたまま泳いで・・・d(・_・)☆ヾ(^^ )なんでやねん!
by HOKUTEN (2007-08-15 15:06) 

piano

鮎おいしそうですね~!
私は釣りはしたことないし、周りも釣りをする知人は殆どいないので
鮎を食べる機会がなかなかありません。
こういうお楽しみが待っていると釣りも何倍も楽しめそうですね(^^♪
by piano (2007-08-15 15:30) 

HOKUTEN

pianoさん、こんにちは。
鮎の場合、楽しみの半分が釣りで、半分が食べることですね(^^;
意外と美味しかったですよ。
塩焼きみたいに焼くだけとは違って、ちょっと捌かなくちゃいけませんけどね。
鮎は最近珪藻を主体にしたエサを与える養殖が出来ていますので、スーパーでも「天然仕立て」と言う養殖ものなら、そこそこ美味しいですよ。
それと、鮎は釣りをしなくても観光がてら出掛けて、簗場で食べられますからね。自然の風に吹かれて食べるのは美味しいですから、おすすめですよ。
by HOKUTEN (2007-08-15 15:57) 

月夜

わー!立派なひらきですね~!
ひらきの3時間後の写真の色が、とてもおいしそうです。
鮎の塩焼きをほぐしてそうめんに…、どんな感じなんでしょうね。
試してみたら感想ききたいです(^^)
by 月夜 (2007-08-15 19:35) 

ぱむ

いい香が漂ってきそうですよ〜。
うちのだんなも先日ニジマス釣ってきて、あ、釣り堀ですけども、自分でさばいて、薫製に!鮎は薫製、どうなのでしょう?
by ぱむ (2007-08-16 01:38) 

HOKUTEN

月夜さん、こんばんは。
おいしそうに干しあがりました・・・。実際、おいしかったです(^^
鮎の塩焼きそうめん(?)は、まだ聞きかじった段階なので、試してみるのが楽しみです。
そうめんの癖の無さに、つゆ。だしの効いたそのつゆが香魚の身に味がしみこんでおいしそう・・・。
夏ならではになりそうです。
早速今週末にでも・・・。
by HOKUTEN (2007-08-16 02:17) 

HOKUTEN

ぱむさん、こんばんは。
お、釣りをやるのですね。
私も釣堀(河川ですが)に行きますよ。
虹鱒は味噌と野菜を鉄板(ホットプレート)で焼いた、虹鱒版チャンチャン焼きとか、バター焼きとか、ちょっと濃い目の味付けがいいですね。
燻製・・・、やってみたいんですよ・・・。
香魚の燻製はどうなんでしょう・・・。聞いた事が無いのですが・・・、試しでいかがでしょう?(^^
燻製だと香りをつけるので、チップの種類に気を使いそうですね・・・。
ぜひ、ネタで・・・。
by HOKUTEN (2007-08-16 02:28) 

袋田の住職

天然鮎の干物なんて!なんて豪勢な・・・
総額いくらか、お値段を考えると・・・
味醂干やゴマを振ったりもありでしょうが、
鮎の香りを生かすなら薄い食塩水が一番でしょうね。
私は、塩焼きでいきます・・・。
by 袋田の住職 (2007-08-16 08:59) 

HOKUTEN

袋田の住職さん、こんばんは。
釣ってこそ出来るもの・・・ですね。普通に売っている鮎は一尾、いくらなんでしょうか・・・。
薄い塩味がいいですね。干した身、噛めば噛むほど味が出て、甘みがありますよ。
15cm位の鮎って、丁度難しいんですよ。唐揚げでも骨が硬くなってくるし、塩焼きだと身が少なくて・・・。
鮎飯か、その他のものをって言うのを考えて、試してみました。香魚の石干し自体はかなり以前から聞いてはいたので・・・。
前日釣った10cm位のは唐揚げ、あの写真の3尾は問題なく塩焼きです。
恵みに感謝して、頂きます・・・。
by HOKUTEN (2007-08-16 23:38) 

ムグ

三時間後の色が何とも食欲をそそりますねぇ~♪
すっごく美味しそう♪
鮎の日干しは食べた事がないので
ちょっと興味があります!
(*^_^*)
by ムグ (2007-08-17 06:25) 

HOKUTEN

ムグさん、こんばんは。
おいしいです(^^
鮎の干物って殆ど出回っていないような気がします。
鮎の有名な川の近くの旅館でも、殆ど塩焼きでしょう。
釣り氏の特権と言う事でしょうか・・・。
by HOKUTEN (2007-08-17 21:39) 

魚好き

鮎の開きの干物とは、おいしそうですね。丸干ししたことはありましたが、今度は開いて干物にしてみようかと思います。「お魚干し太郎」だと丸干しでも結構早く仕上がりますよ。参考までURLです
by 魚好き (2007-08-29 15:40) 

HOKUTEN

魚好きさん、こんばんは。
そう、これ、見た事があるのですが名前を知らなくって・・・。
丸干しですか。
乾燥が難しそうだなぁと思っていたのですが、確かにこれなら常に空気が動いて水分も飛びますね。
しっかし、高いなぁ・・・(^^;
開きの干し物は良いですよ。お試し下さい。
by HOKUTEN (2007-08-30 01:09) 

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