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’05 DAYNASTAR / Alti Treil ・ PLUMEの感想 [テレマークスキーの道具]

’05モデル DAYNASTAR / Alti Treil ・ PLUME(ディナスター / アルチトレイル・プラム)。
先日、八方尾根で乗って来た感想です。

青い板って言うのも、とっても新鮮です。



時間が無かったので、仕事場至近であったお店(ワンゲルスポーツ)にビンディングを購入しに入ったら、G3/タルガ‐T9 ロキシーしか残っていなくって取り付けたのですが、偶然にも色合いが全く同じになってしまいました・・・。
なんか、色が嵌り過ぎていてビンディングの存在感が無いですね・・・。





板の青とビンディングの青の感じが良く似ているので、オーダーメード、と言うか、元々一体販売のような気持ちよさ(?)です。
出来が良すぎていて、ちょっと存在感が薄すぎますね、両方とも・・・。
ま、これはこれで良いですけど。





取り付けは近所のバックカントリーチューニングショップ「ボトムライン」で、「コードセンター」にスリーピンラインを合わせて取り付けてもらいました。

他に、ブーツセンターとバランスセンターの取り付け位置があったりしますが、この時はブーツセンターとバランスセンターの中間辺りにコードセンターが来ていたので、テレの昔からの標準的なコードセンターとしました・・・。(コードセンターは細板時代の規格と言う話もあります・・・が、サイドカーブのピークに加重点(母子球位置)を持ってくるとか色々あり、どれが良いのかさっぱり判りません・・・。)

また、G3のビンディングネジ取り付け位置にメタルが入っていました。アルペンビンディングのネジ位置とはちょっと違うので心配していましたが、テレのビンディングネジが効いてくれてホッと安心しました・・・。

心材はフォームコアだったそうです。最上層にはグラスファイバーの、サンドイッチ構造。

この「ボトムライン」と言うお店、タマキさんの様なお店の雰囲気を目指しているとか・・・。

居心地が良くって、しゃべり過ぎました・・・。
珈琲、美味しかったです。



閑話休題







長さは178cm。 ディメンションは、92・65・82。
最近の板ほど太くは無いものの、そこそこのサイドカット。R-29mと記載されています。

板とビンディングのセット重量は、カタログ数値上での計算、1/2で 1,558g。
クライミングサポートなどを付け、家にある計りでの計測では、1/2でおよそ 1,590g。

もちろんビンディングが載っての重量です・・・。

G3/タルガ・ロキシー T9との軽量セットは驚異的ですね・・・。





で、肝心の乗った感じですが、キャンバーの入りは柔らか目のため、ターン導入はし易いですね。
しかし、SuperStinx(以後SS)より、入ってからが硬い感じなので、このキャンバーが入った後の硬さ(張り感)がちょっと慣れるまで違和感があります。
この辺りで山板(山スキー板)を感じます。
最近はアルペン板にテレのビンディングを載せて乗っている人も多いので、体重があったり脚力があればさほど気にはしない位なのでしょうけど、私のように軽量級だと、板のしなやかさなどはすぐに影響してきます・・・。
テレ板はやはりテレとしての乗り易さがとても上手く出来ていると思います。



フラットバーンでの板の暴れはそれほど無いのですが、軽い板の為、細板同様しっかりとした両足荷重が必要です。そうでないとリードスキーのトップが安定せずふらふらします。
でもフォローを抜く様な(リードスキーに立ってしまう様な)滑りだと・・・今度はフォローが・・・。
軽いと言う事は、基本の乗り方で忠実な滑りをしないといけない板、と言う事ですね。
そしてやはり、滑っている感じではこの張りが山板の設計だと言う事が良くわかりました。
(乗りにくいと言う意味ではないですよ。板の個性としてですね。)

板が軽くて足元は軽いのですが、意外と直進安定性は良いですね。板が良く走りました。





が、八方の記事の通り、ギャップは良く拾います。軽量板の宿命的部分です。
朝一の硬いバーンでは乗り慣れていなかったせいもあって、ターン中に硬いバーンで跳ねてエッジが外れてしまいそうな事もありました。
逆に軽さでジャンプターンは無茶苦茶楽でしたけど。



サイドカーブに関しての質問が在ったのですが、長さがそこそこあるのでそれほどきつく感じなかったです。
まぁ、SSがきついのでそれに慣れてしまっていて比べるとと言う前提がありますが・・・。



今回、思いがけずパウダーで乗る事が出来たのですが、SSより細いので板が沈んで面白かったです。
硬めの板なので柔らかい雪だとどうなるか興味がありましたが、特に滑りにくいと言う事はありませんでした。ただ、板を横に向けてしまうと雪面抵抗が板にヘンに掛かり、挙動が乱れるので、浅回りミドルターンをしましたけど。
直線的に滑っても板が沈んでいるのでスピードの乗り方はマイルドでした。
ま、慣れていないので無難な滑り方でしか滑っていませんが、ジャンプ系でも面白そうですね。張りがあって板が軽いから。





で、この板自体の評価はどうなんじゃい? と言うと、板に沢山乗ってきた事から言えるのは、どの板も乗り方があって雪質との相性もあるので、どれも良い板・・・かも知れませんね・・・(身も蓋も無い・・・)

ま、軽い板特有の部分がある。と言うのは気にしておいたほうが良いかな。



じゃあ、私がこの板を使うとしたら・・・と言うのならば、

「深過ぎないそこそこパウダー」(深い時はSS)
「プラブーツ使用の粗目のスピードツアー」(細板革靴と迷うけど・・・)
それと、出来ればアイスバーンは避けたいですね。軽いとはじかれる可能性がありますので・・・。(体重が軽いのもありますが・・・)

っていう感じだろうか・・・。



今まで乗って来た板とは感覚が違うので、戸惑っていると言うのが正直なところ・・・かな。
軽いけど、直進性も良く、よく走ると言うのが感想です。
良い板だと思います。




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コメント 6

北陸のkita

綺麗なブルー 自分が一番好きな色です。
新しい板はいいですねぇ
テレマークは赤い板やビンディングが多い・・・なんでなんでしょうか
青い板が欲しい・・・ 

スキー板は、試乗して選ぶってことが基本的にできないので初乗りはどきどきしますね。 
自分、テレのあるお店が近くにないので テレのあるお店に行ったときは板をしならせたりいろいろ触りまくってしまいます。

僕も体重も軽め、パワーもないので力で滑ることができないので板選びは難しい。 やわすぎる板も嫌だし
特に山で使うとなると、板の性能で滑りやすさが全然違いますもんね
by 北陸のkita (2007-04-11 06:51) 

SHERRY11

色といい形といいすばらしいマッチングですね。通常G3の場合、なぜか自動的にサイズ(強さ?)の関係か赤しか選べずやたら金具ばかり目立つのが気になってました。私などは結構カラーコーディネートを気にするほうでいつも店員さんに「こ~でね~とだめだ!」 なんて本気で言ってます。ほしくなったがでも私が乗ると沈むだろーナ。
by SHERRY11 (2007-04-11 17:59) 

HOKUTEN

北陸のkitaさん、こんにちは。
最近は特に、スッキリとした色やデザインのが無いんですよね。現行SSの赤も深みが無くって嫌な色になっちゃったし。(前WOLDPisteの赤とデザインは良いんだけどな・・・)

初乗りはわくわくですね。どんな乗り味で、どんな挙動(特性)なのか。触った感触と印象と、滑った時の感覚のズレとか。
今回はしなりの後半にしなやかな粘り腰ではなく、張りがある板自体が初めてだったので、「こうなるのか・・・」と言う発見に近い感想でした。
御嶽での革靴との感触を合わせて、T-3かT-4辺り、もしくはCXTとの組み合わせが軽さと歩き、滑降性能から見て良さそうです。 ま、これは来期に・・・。

私も柔らか過ぎるのは好きではなくって、細板でもついついしっかり目のを選んでしまいます。体重軽いのに・・・(^^;
でも、まぁ、自分にとって扱いやすいか、その道具自体が負荷になっていないかどうか。(自分と合っているか、特性を知って扱えるかどうかの相性)でしょうね。
特に山では「残置して行きたくなる様な道具」は、絶対に選べませんからね・・・。気に入っているのが一番でしょうね。
by HOKUTEN (2007-04-11 18:43) 

HOKUTEN

SHERRY11さん、こんにちは。
ロッテフェラーのもR8は赤でR6は青。プレート変更も難しかったのですが、G3はとりあえずパーツでプレートまでカタログに載ってますからね・・・。いじろうと思えば・・・。
ロキシーカラーではケーブルが短い場合、黒か赤のケーブルに替える手立てだけはありますね。(黒がいいか、赤のワンポイントがいいのか・・・?)
板幅トップ92mm・ウェスト65mmは、最近のアルペン(テレもか・・・)と比べれば細い方ですが、そう言うものだと思えば特に不足はないですよ。
まぁ、さすがに御嶽や八方ゲレンデでブカブカ重重深粗目で飛ばされた時は、「ウェスト70mmほしぃ~!」って思いましたけど・・・。まぁ、調子に乗り過ぎたのもありますけどね・・・(^^;
by HOKUTEN (2007-04-11 19:15) 

麦わら帽子

この手の板ってなかなか使ってる人をみないので情報が無いんですよね。私も来シーズンは山岳レース用板(スキートラブ)買う予定でしたので参考になりました。
by 麦わら帽子 (2007-04-18 23:05) 

HOKUTEN

麦わら帽子さん、こんばんは。
山岳レース板って、使っている人も少なくて、扱っている所も少なくて・・・、情報が無かったのですが買ってしまいました。軽さを求めて・・・。
外国の山岳レースは登ったらあとはシールのまま直滑降で、滑り(ターン)の事なんて考えていない(必要ない)板が多いとちょっと言われたものの、実際はどうなのかとか、軽さの魅惑で買ってしまいました。
この板に関しては滑れなくは無いです。もっとも、道具って、特性をどう使うかであるだけだと思うので。
ソンドレ・ノルハイムがサイドカーブを考案するまで直板だったのだし、スイスにスキーが渡るまでは踵は固定されていなかったのだから・・・。
TRABの板、友人も検討しています。私は触った事は無いのですが、サイドカットはこれより緩やかで、気になる板です。
パークで遊ぶのには足元が軽くなって、足捌きは良くなりそうですよ。パークのツインチップとか、意外と重いんですよね。なんでだろう・・・。
by HOKUTEN (2007-04-19 00:21) 

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