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'06-07 2/3・4 黒姫山外輪山/佐渡山ツアー「後半」 [06-07 スキーシーズン]

翌、2月4日は前線通過直後で、烈風の中の稜線登高でした・・・。



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(雪庇の向こうは・・・。 押し出されないように注意です。 危険です・・・。)




前夜、予報どおりに降り出した雪で、宿の前の車には20cmほどの積雪。ちょっと楽しめそうであるが、風は強目。そして、山には未だ雲が掛かっている。

状況次第で妙高山か関温泉とも思ったが、回復が早そうな、ほんのちょっと内地の「佐渡山」に行く事とした。
当初予定通りといえばそうなのだけど・・・。



前日と登山口は同じで、途中林道の分岐を右に行くか左に行くかで山が変わるだけ。
いつものように(?)準備がゆっくりなので、再び最後発となってしまった・・・。

ま、そのあと分岐付近で追いついたのだけどね・・・。



道具は再びプラブーツセットで、SuperStinx+タルガアッセント+クリスピCXA。
プラの安定性と、板の短さの取り回しの良さは、こう、藪が埋まっていない時には有効で・・・。
細板・革靴の場合、安定性は板の長さで出しますからね。落差を使わない極小回りも苦手だし・・・。





さて、同じ佐渡山方面に向っている山スキーの3人パーティーは、新雪で手こずっている様子なので、ラッセルを代わって先に行く事にする。
板の操作にちょっと不慣れな感じで、雪が少なくて藪がうるさい今年のような時には大変だろう・・・。

それにしても、このアッセントのツアーモードの楽な事。特にラッセルは差が出ますね。



程なくして尾根に上がる。この尾根を詰めてゆけば、稜線に上がれるのだ。



ウェアリングは前日同様、アイスブレーカーの薄手のメリノの上に、速乾のジオラインLW半そでシャツと言う、汗の乾かし重視の組み合わせ・・・だが、前日より気温が低く、更には樹林帯ながらも時より烈風が吹き抜ける。腕は薄手の生地一枚・・・。さすがにメリノでもこれでは寒い。(腕が冷えひえ)
今回は前回のダブルメリノにしておけば良かったと、この時につくづく思ったのである・・・。難しいものですね・・・。



そこで、尾根に上がって小休止の時に、フェルト生地のような厚手のウールシャツを一枚羽織って調整。適度に風が抜けるくらいになった。



登高を始めて1時間半くらいだろうか、ちょっと尾根が広くなり、稜線が間近になってきた。

と同時に風も抜けるようになってきて、稜線に到達してからはずっと吹き付ける様になって来た。

流石にこれはアウタージャケットを着ないとまずい。
キャップを耳まで下げ、ネックゲーターを頬まで上げて、肌の露出を抑えないと凍傷になってしまう・・・。
なんせ、冒頭の動画のような状況なのだから・・・。

ネックゲーターも昨年、スマートウールのメリノウール仕様のものに変えたけど、吐く息で少々濡れても冷たくなくて具合が良い。メリノはかなり高機能の天然素材。



昨夜、気圧の谷の通過で一時的に冬型になったのは判るが、それにしても強い風・・・。

この雪庇を踏み抜かないように登高を続ける・・・。

雪庇と巻き上がる雪
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(この雪庇を反対側から見ると、頻繁な崩壊と雪崩の跡がありました・・・)





そして、この強風の稜線歩きを30分ほどしたでしょうか、「佐渡山山頂」に着きました・・・。


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(何も言うまい・・・)





目の前には「高妻山・乙妻山」

佐渡山から「高妻山・乙妻山」
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前日に滑った「黒姫外輪山」。左は黒姫本峰。


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雪煙巻き上がる烈風の山頂から「妙高山」

烈風の山頂から「妙高山」
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風はもの凄くて寒そうですが、実はウェアー内はポカポカ。陽射しが暖かなので、風さえ通さなければ意外と快適。
とは言え、風に吹かれるのも楽ではないので木立の影で食事。(と言ってもパンと紅茶だけど・・・)



さて、山頂直下を一滑り。
登った感じだと雪も良い。南東側斜面は多少吹き溜まり気味で柔らかな雪だ。

雪崩ハンドテストでは「腕」。「イエローグリーン」と言ったところだろうか。
結合は悪くない。
その下はクラスト面2cmほど。その下20cmは乾雪と言った感じで、再びクラスト面。

長く降り続いていないのはここからも読み取れる。。。

佐渡山山頂、ドロップイン。


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まずまず、雪が巻き上がっているかな。
山頂直下はもう少し深く、膝まであったので、満足です。





で、稜線を外輪山方向に降ってゆきます。登りでの往復はせず、くだりは違うルートで・・・。

で、適当に良い斜面を見つけて二本ほど登り返して滑りました。

途中の斜面


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(ちょっと滑れる距離がね・・・。短いかな・・・。)

ここでも前述同様な積雪層でした。



本当は北斜面を一本と思ったのだけど、風に向って飛び込む気も無く・・・、多分、雪も硬く締まっていそうだから・・・パス。

後の降りでは急に雪が悪くなって、更に雪が少ないので藪が多く、気分の良い滑降は無しでした・・・。

うーん・・・。外輪山の方が滑って遊ぶには良いかな・・・。こっちは・・・、うーん・・・。滑れる斜面が少ない・・・?

例年通り雪が在って藪が埋まっていて、気温が低ければ違うのかな・・・。



下りは尾根を一つ間違えて、トラバース・・・。たけど、無事下山。

この後珍しく、長野市内の温泉に入って帰りました。
(ここ、二度目は無いかも知れないので紹介はしません。)



さて、もう今週は東京でも温か過ぎて、春の準備でしょうか。

この積雪量じゃ、雪が残って粗目雪で滑れそうなところって、少なそうですね・・・。



2007/02/10 再校正
2010/12/12 リンク修正・他


タグ:佐渡山
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コメント 4

袋田の住職

空が真っ青で綺麗ですね!
その日は、連れ合いと子どもが福島の実家へいったのですが、
凄い風だったようです。
夕方東北新幹線が止まりましたよね・・・
by 袋田の住職 (2007-02-11 08:56) 

HOKUTEN

袋田の住職さんこんにちは。
青空がとても綺麗で印象的でした。風もですけど・・。
そうでしたか、下でもそんなに風が強かったのですね。
北風なのに、この辺りで晴れると言うのは珍しいです・・・。いつもなら日本海から雲が入ってくるのに、今回は晴れです。
不思議な天気でした・・。
by HOKUTEN (2007-02-12 11:47) 

おがわよ

風が強そうですね~
しもやけになってると凍傷にならないというのは本当でしょうかね??
冬山は特に注意して下さいね。
by おがわよ (2007-02-12 21:48) 

HOKUTEN

おがわよさん、こんばんは。
多分嘘でしょう・・・(^^; もしくは、しもやけ程度なら凍傷にはならないからだと思います・・・。
しもやけは、実際には極軽度の凍傷だそうですよ。
でもほんと、この時は気温が低い上に強風で、頬がキンキンと痛み、感覚が無くなりました・・・。あとちょっとネックゲーターで顔を覆うのが遅かったら、凍傷になったかもしれません。
山の風は強敵です。用心いたします・・・。
by HOKUTEN (2007-02-12 22:28) 

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