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「障害者登山に意見」の結果・・・ [社会 ・発言 ・ニュース]

障害者登山、 子どもたちへ届け with dreams 登山隊 による「ツェルマット ブライトホルン」登頂は、一報として「悪天候で登頂を断念」された。と聞いた。
「悪天候」と聞いたからには、よほど荒れた天気だろうと思ったが、サイトの写真を見てびっくりである。
なるほど、ニコニコと、晴天下で記念写真か。つまり、失敗したわけだ。ん?
(前記事、障害者登山に意見はこちら)


後ろには登山パーティーが上って行きます。それも結構な人数。
なるほど、ニュースで聞いたように荒れてますね。真っ青で。

何故この様な言い方をしているかというと、私は以前これに関連する記事から、自分の所でも記事立てし、この計画そのものに疑念を抱いていたからだ。「無謀」だと。
リスクも大きい。だから真面目に前記事でやめろと言う意見を述べたのだが・・・。

もともとの計画を見ての通り、また、この写真を見ての通り、スノーボートに乗って引っ張り上げられ、登山と言うのだそうだ。
まぁ、今回は行っちゃたので、少なくともこれは言わないと。
『無事でよかった』と。

それにしても・・・まぁ、これがいい落としどころか?
アイゼン・ピッケル・ザイルを使用する様な所に、本気で、自力で動けない人を乗せたスノーボートを引っ張り上げるつもりだったのだろうか。
最初っから「クライン マッターホルン」(ロープウェー山頂駅)までで、ちょっと上がればいいと思っていたのだろうか。
(死者を出したくなかったら、この辺が妥当だろうね。)

前記事でも、「ロープウェー終点までで良いだろうに」と書いたが、一応は少しは上がったか。
そりゃ、最初っから「ロープウェー終点まで」なんて言ったら、観光と同じで募金まで募る大儀は手に入らないからね。

まぁ、そんなことは今となってはどうでもいいのかもしれない。
ともかく、「募金まで行った、障害者を前面に出した登山?」は終わったのだ。
子供たちに届いたのだろう。「健常者は何かをしてくれる」と。

元々、障害者の社会的進出の支援としての側面を持つ、らしいが、いい加減、双方ともに(この表現も嫌だが)お互いをだしに使うような事は辞めませんか。

本来、そう言う事は地道なものであるはずだ。どちらかがどうするというのは不健康である。
事が大きければ反動も大きい。

何を残したのか。
野口さん。冷静になって考えてください。

(これは私の意見です。反論もあるでしょう。が、おのおのが考えるという事が重要です。)

後追記 : HPから。『私たち登山隊の活動がテレビで放映されます。いずれも、放送局は・・・』
なるほど・・・ね。 これはお涙ちょうだいのネタ仕込み? 前記事のコメントの、「どうも「美談」だけでしかないような気がします。」と言うのが当たらずとも遠からず、と言うことか・・・。
いつものうってつけの番組だ・・・。


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コメント 6

南雲しのぶ

確かに24時間テレビのためだったという感じはしますよね。
障害者と健常者の壁を取り払うためだったとしても今回のプランには納得できるものではありません。
これがまたアルピニスト野口健氏が絡んでいるかと思うと・・・。
募金額、使った金額、残金どうする、って何も書かれていないんですよね。
by 南雲しのぶ (2006-08-25 06:31) 

okko

身障者を特別な目で見てはいけない、これは差別にも繋がりますから、ワタシも賛成です。子供のころから、重度身障者である従姉をみてそだったせいかもしれません。普通でいいんです。ところが最近は、別な意味で、特別扱いをしている、商売の道具にしている、そんな企画が目につくようになり、とても残念ですね。
by okko (2006-08-25 09:20) 

HOKUTEN

南雲さん、こんにちは。
「この模様は24時間テレビで」なんて書かれたら、『あぁ、そう言う事か』と思ってしまいます。本気で余りにも危険と書いた前記事が、この結果を見て単に「乗せられてあほだった」と今、自嘲気味です。結局番宣の前振りだったのかなと。
多分、感動ドキュメントチックたっぷりに放送されるでしょう。徳光さん辺りの涙たっぷりに。
そして結果、その言われている壁とやらは取り払われるのでしょうかねぇ?
こんな大掛かりな事より、今日我君のブログにある、ある文に答えがあるように私は思いますが・・・。

あとは、南雲さんの指摘されている募金の行方ですね。募金を不特定多数に募ったと言うことは、それを明確に不特定多数に明示しなければならないでしょう。まぁ、そこまでは本記事では触れられなかったので、ここでは問いませんが・・・。 番組で公にするのかな?
by HOKUTEN (2006-08-25 18:17) 

HOKUTEN

okkoさん、こんにちは。
そうなんですよ。お互いが対等であるべきです。変に引きこもったり、偏屈になってもいけないんですよ。
これは今日我君のブログで、気付きとして本人も言っているんです。まぁ、そういう気付きが本人にあったと言うことを以ってよかったともいえるのでしょうが、こんな企画を通してではなく、自ら気付くべきでしたね。まぁ、まだ高校生ですけど・・・。
にしても、TV企画として扱う側の認識の方が「醜い」。
by HOKUTEN (2006-08-25 18:29) 

Poporong

同感ですー
高所登山はけっして健常者にも当たり前の世界ではないです。
夢をかなえられることも健常者に当たり前のことではないです。
自分でも登山する者として、背負われての登山が登山と言えるのか
疑問です。ヘリコプターと何が違うのかわからないです。
ヘリコプターだって燃料の原油を掘ってくれた人や
ヘリコプターを作った人のありがたさと、今回背負ってくれた人の
ありがたさと、何が違うのかわからないです。

お祭りとして、これだけ多くの人が、登山じゃなくて
彼らが生きることを応援してくれているということを
募金したほうも障害者側も分かったとしたらいいことかもしれないけれど
確かに命をかけるような今回のやり方は失敗したら人身御供扱い
だったような気がしました。
ここまでしなくても分かる賢明さをどちらも付けなくてはなりません。
by Poporong (2007-02-27 16:59) 

HOKUTEN

Poporongさんこんばんは。
手を貸す。心にとめる。「相手が誰であろうと」自然な行いとして出来る事を学ぶべきで、ここまでの事をする事ではないと思います。
踏み込んで言えば、自力下山出来ない者をこの様な危険なエリアに連れて(引き上げて)来た事に対して、なぜ何も指摘をされないのだろうかとも思っています。

その後、50分枠のドキュメント番組でも流されましたが、その番組ではこれが募金で行われた事は一切触れられていませんでした。
@PHS
by HOKUTEN (2007-02-28 22:47) 

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