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所有しているテレマークスキーの板 [テレマークスキーの道具]

この下の写真が、現在現役使用しているテレマークスキーの板、6組。

前記事で使用道具も記載しているが、「この板は何だ?」と言われる方も居るかも知れないので・・・。
それぞれのスペックや特徴、使用感想をメモ的に少し説明をしてみようっと・・・。


片方を裏返しにして見ました。
並び順は左が幅が広い板で、かつ、短い板です。

左のは「K2・SuperStinx 167 ディメンション:107-70-97mm:1/2 1370g  セット 2740g」に、K2のライザープレートが付いた物であるが、現在ビンディングは付いていない。

これもちょっと前までは標準的と言われていた太さである。もはやこれが「ワイド」の範疇には入らなくなって来ている・・・。
TOP幅の割りには軽く、扱い安い板である。幅が広い為、左右の安定は良いが、短くしすぎた為か、前後の乗るポイントは狭い気がする。それでも、プラブーツで乗れば破綻はほとんど無い。
元々は「2005のコブラR6」を付けていたが、軽量化のためK2ライザープレートを付けている、改良の最中。今後、ロッテフェラーの「コブラ」(最近のR8とかでは無く)を載せる予定。
元々K2ライザーに付いているクライミングサポートが低かったので、R6のを付けています。

その隣が「フィッシャー・GTS・Super 180 ディメンション:76-62-69mm:RIVA-Z搭載で、1/2 1925g  セット 3850g」

今の所、細板なのに何故か一番重い。しかしこの板、バタつきの無さ・前後ポイントの広さ等で、抜群の安定感を誇る。その分軽快感としては薄くなるが、それを補うほどの滑降性能である。
それでも現在、「DOLOMITI」がメインになりつつある・・・。が、「迷ったら」、コイツだろう。
最近、スリーピンの「XCD」から「RIVA-Z」に仕様変更。この仕様では滑降はまだしていないので、革靴「エクスプレッソ」での組み合わせで滑降が楽しみである。

その隣が「フィッシャー・GTS・クラウン 180 ディメンション:76-62-69mm:Rottefella Super・Telemark搭載で、1/2 1560g  セット 3120g」

その名の通り、「GTS・Super」のステップカットモデル。いわゆるウロコ板。
テレを始めた翌シーズンから使用の、現在所有板では一番乗っている板で、その為かなり痛んでいる。唯一、北海道で滑降した板。
ステップの効きが物凄く良い。クラウンカットと言われるが、登高性能は際立っている。反面、滑降時に措いては引っ掛かりがあり、快適には滑れない。
板そのものの滑降性能はSuper譲りで高いが、そこが「ステップ板」のジレンマだろう・・・。

そして「MOROTO・DOLOMITI・Step 190 ディメンション:71-60-65mm:Rottefella Super・Telemark搭載で、1/2 1670g  セット 3340g」

TITANAL/FIBER のハイブリッド ウッドコアサンドイッチ。「DOLOMITI」のステップカットモデルで在るが、クラウンとの違いは、こちらがポジティブカット。クラウンはネガティブカット。ネガティブはフラットソールに彫が入るような形状。こちらはウロコが出ている形状。

これがステップ部分であるが・・・分かりづらいか・・・。
「GTS」が前後ポイントが凄く広いのに対し、こちらはポイントの山が掴み易い。すなわち、何処に乗れば良いのかが分かり易いのだ。しかも軽量である。
しなやかさも相成って、ターンもし易い、乗り易い板である。フラットソールがあれば欲しい板である。
現在、扱い易さ・軽快感から、一番使用頻度が高い板かも知れない。

次が「ROSSIGNOL TRS・mountain 200 ディメンション:66-55-60mm:Rottefella Super・Telemark搭載で、1/2 1460g  セット 2920g」

3kg切りました。
このディメンションですと、最近のワイドファットスキーの、ほぼ半分ですね。
癖も無く、メタル入りなので板がばたつく事も無い、軽量で滑り易い板です。
前後ポイントも、非常に上手く作られているため、自然と良い位置に体が乗る感じです。
軽い分、雪面に板が取られる感じはありますが、滑っていて「楽しい」と思わせるのは、この辺りの板かも知れないですね。
慣れないと、最初は「苦しい」と思うかもしれませんが・・・。

そして最後に「KAZAMA mountain・HIGH 200 ディメンション:61-54-58mm:CHOUINARD(シュイナード)3ピン搭載で、1/2 1385g  セット 2770g」

最近頂いた板で、テスト滑降が一回ですが、フォームコアのしなやかな板でとても乗りやすかったです。「TRS・mountain」がシングルキャンバー(アルパインキャンバー)なのに対して、こちらはダブルキャンバー(ノルデックキャンバー)。
その為、ギャップでは少々跳ね上げがありますが、板がしなやかな為、ゴツゴツとした感じではなく、良く吸収している感じでした。
現在所有板中、最も軽量となりましたが、どんなツアーに使おうか、実は少々迷っています。
この板に合ったツアー・・・。雪原歩きなどクロカンに近く、滑降要素もあるツアーになるのかなぁ・・・。

しかし、上記二本くらいまでの細板になると、ツアーでは条件を選びます。ブレーカブルクラストや、埋まる重粗目ような時には反対側のエッジが出ないので、逆エッジ転倒をし易くなります。つまり、スキッドしにくくなると言う、細板の弱点がもろに出てしまうのです。
また、ワイドスキーではターンもスキッドも、ある部分勝手に板がやってくれますが、細い板になると、ターン導入後、踏み込む操作が必要になります。ターンを積極的に作って行くイメージになります。
もし、プラ&ワイド板から履き替えたとしたら、この部分で戸惑うかもしれません。そう言った操作をして、積極的にターンを作って行かないと、思ったようには曲がってくれませんから・・・。

細板革靴は無茶の出来ない道具ではあるが、その分、無茶な滑りを自ずと回避させる道具でもあると思う。この道具のそう言ったバランス感覚は好きだ。
「荷を背負った時にはプラ」「軽い時には革」。何事も使い分けでしょうね。重い時には細&革では足の負担が大きいですから、疲労度も大きくなってしまいます・・・。

以上、現役6組の板紹介でした。

この他、1組だけ引退していて、ここには写っていない。しかし、使えない訳では無いのだ・・・。
何故、壊れてもいないのに引退状態にあるかと言うと、重量の割りに板幅が無く、長所と言える部分より、短所が目立ってしまうからだ。その板はTOP83mm。
滑りの安定度と重量が「SuperStinx」に負けていては出番が無いのは当然である。
テレマークスキーを始める時に、初めて履いた板ではあるが・・・。

ちょっとアップで・・・

下は・・・

それぞれ特徴も、癖も違う。よって、乗り方も少しずつ違う。板の性格が違うので、まだ板が増えてゆきそうな予感が・・・(細板がね♪)。


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コメント 4

みどぽん

さすがに6本並べると圧巻ですね。
細板は古いものでも、デザインは今の板より新鮮さを感じます。
選りすぐった細板のコレクションですね。
私のてんでバラバラの10数本(うち太板3本)とは大違いです。
by みどぽん (2006-06-22 19:57) 

HOKUTEN

みどぽんさんこんばんは。
カラーは右から二組目の「TRS・mountain」が気に入っています。
選りすぐり・・・ですか? 確かに気に入ってダブらない板をチョイスしてはいますが、そのうちメタクタになります?(笑)(ちゅう事は買うんかい!?(撃沈))
友人は十組ですが、「乗り切れぇ~ん」と言っていました。ゲレンデに行けば三組持ち込み当たり前。プラと革靴とっかえひっかえ。滑り方も変わるからめちゃくちゃだって言っていました。(^^; 「覚えられん、対処出来ん・・・」だって。まぁ、ゲレンデじゃあそんな遊びもありだし、ゲレンデじゅあなきゃ出来ないし、ツアーでの板選択の試乗には良いでしょう。
「GTS・クラウン」は、相当痛んでいますので、引退間近。代替え機を物色しています。
by HOKUTEN (2006-06-22 21:51) 

みどぽん

>ゲレンデに行けば三組持ち込み当たり前。プラと革靴とっかえひっかえ。滑り方も変わるからめちゃくちゃだって言っていました。(^^; 「覚えられん、対処出来ん・・・」だって。

その気持ちよく分かります。まさに、私と同じ状況です。
ツアーでも、時期(雪質)や地形によって、道具を選ぶ楽しみ(悩み)はありますね。(購入して失敗?の板や靴も持っていますが...)
by みどぽん (2006-06-22 22:50) 

HOKUTEN

友人、癖のある板を買っちゃうと言っていました。今シーズンWOLDPISTEを買って、「何だかめちゃくちゃ乗り易い」と言いながら、「物足りない」と言い。先日TOP60mm代のダイナスターを新調していました。(それ狙っていたのにぃ~)
テレマークは道具で遊べる・・・。(細革)
by HOKUTEN (2006-06-22 23:25) 

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