今年の遭難者増で思う事・・・

山で死ぬ事・・・　私観。
「登山が好きで、山で死んだんだから本望・・・」
良く聴く言葉です。マスコミにさらされて、会見やらインタビューやらで追い詰められた親族の言葉でしょう。

では本人たちはどうでしょうか。
私は、山で死んではいけないと思うし、死んで本望だなんて思いません。はっきり言って、山での死に方は悲惨であり、とても無念であったろうと思えるからです。過去の遭難記録とかを見ると判りますが、残された人たちの、必死の思いでの記録を読めば、それは伝わってきます。
それはリアルなのです。幻想や空想では無く・・・。
雪崩で埋まった人の話だと、雪崩が止まった後でも、中では少しずつ動いていて、徐々に体がねじられたと言っていました。山で見掛けた滑落では、縦回転になり、制御が効かないまま落ちていました。その恐怖を考えたら・・・。（その人たちは無事でしたが・・・）
どうか、無事で帰ってきて欲しいと思います。
書きながら自分にも言っています。装備をしっかりとして、自然を甘く見るなと。
今年は友人の知り合いの遭難を良く聞きました。山のお店でも、お客さんが亡くなって・・・と、聞く事も多いです。
登山は危険行為。
テレマークスキーは楽しいです。バックカントリーは楽しいです。しかし、安易であってはなりません。リスクは最小にして過ぎる事はありません。自覚して、山に登ります。これからも、自然を楽しむために。
（あくまでも私観です）